SUSTAINABILITY

サステナビリティ

健康の取り組み

社員の健康づくりの目的

プライムアースEVエナジー株式会社では、「社員の健康づくりを支援することが会社の持続的発展」に不可欠だと考え、“安全と健康第一”の基本理念のもと、さまざまな活動に取り組んでいます。
今後も社員一人ひとりが、将来にわたり心身ともに健康で活力に満ちあふれ、明るく元気よく働くことができるよう、全社一丸となって取り組んで参ります。

プライムアースEVエナジー健康宣言

当社は、社員一人ひとりが心身ともに健康で、活力に満ちあふれ、明るく元気に働いてほしいと願っています。
健康であることは、本人のみならず家族の幸せにもつながると考えています。

行動指針である「安全・健康の確保を最優先」という考えの元、
これまで取り組んできた健康施策を更に深化させ、
「地球環境の維持向上」や「省エネルギー社会の実現」に向けて
より社員が健康で生き生きと活躍できる会社づくりに邁進する事を宣言します。

2022年6月29日
プライムアースEVエナジー株式会社
代表取締役社長
岡田 政道

PEVE健康づくり活動ロードマップ

2023年9月に「PEVE健康づくり活動ロードマップ」を定め、健康経営のさらなる推進を図っています。

PEVE健康づくり活動ロードマップ

健康づくりの方向性(イメージ図)

健康づくりの方向性

健康づくり活動推進体制

健康づくり活動は健康サポート室が主体となって全社横断的に実施しており、健康づくりの目標を定め、目標達成のための活動・支援を行っています。それぞれの事業所には健康推進部会が置かれ、自発的な健康増進活動を行っており、保健師もその一員として所属しています。健康向上懇談会や事業主懇談会を人事室やトヨタ健康保険組合・労働組合と行っており、そうした連携を活かし、労使協力のもと健康づくり活動を行っております。

<推進体制図>

推進体制図

健康づくり活動の目標

健康経営を進めることで、従業員の心身の健康状態の改善を目標としています。現在当社は、平均年齢37.1歳(2023年3月末現在)と若い世代が多く、30代以下が従業員の約56%を占めています。しかし今後、40代以上~65歳以下の従業員が毎年約2%づつ増えていくため、比例して従業員の生活習慣病等の病気リスク者も増加することが想定されます。歳を重ねても生き生きと活躍できる会社を目指し、適正体重維持者率の改善(生活習慣病やさまざまな病気のリスク軽減効果を期待)など、健康づくり活動の目標指標を定め活動しています。

項目 指標 2023年度 2024年度 2025年度 2026年度
メンタル 新規休務者件数 前年度半減 前年度半減 前年度半減 前年度半減
健康増進 適正体重維持者率 BMI 18.5≦BMI<25 65.0% 66.0% 67.0% 68.0%
非喫煙率 喫煙していない 73.5% 75.0% 76.5% 78.0%
運動習慣率 2回/週・1回30分以上
1年以上継続
26.0% 28.0% 30.0% 32.0%

健康づくり活動の実績(2022年度)

  内容 2020年度 2021年度 2022年度
健康診断等受診率 定期健康診断 100% 100% 100%
特殊健康診断 100% 100% 100%
節目健康診断(人間ドック健診) 100% 100% 100%
特定健康診断 100% 100% 100%
ストレスチェック 98.1% 97.9% 97.9%
定期健診後の精密検査受診率 83.0% 79.4% 79.0%
健康診断結果・生活習慣 適正体重維持者率
  • ※BMI18.5~25未満
63.8% 64.3% 64.0%
睡眠により十分な休養が取れている人の割合
  • ※40歳以上
61.0% 59.7% 60.0%
非喫煙率(喫煙していない人の割合) 67.3% 70.7% 72.1%
運動習慣率(2回/週・1日30分以上1年以上継続) 22.8% 22.7% 24.4%
予防接種 インフルエンザ予防接種率 79.2% 63.0% 59.9%
健康支援/教育 保健指導実施率 88.1% 91.2% 92.3%
禁煙指導延べ人数 229名(内2020年度:59名) 246名(内2021年度:17名) 267名(内2022年度:21名)
健康に関する学習会参加者数
  • ※節目健康診断対象者(36歳以上、1回/4年)
  • ※学習会内容(がん・動脈硬化・栄養・歯周病・たばこ・睡眠・運動)
427名 434名 479名
女性のがん検診受診率
  • 上段:子宮頸がん検診 ※20歳以上
  • 下段:乳がん検診   ※40歳以上
31.5%
30.4%
29.8%
32.9%
21.3%
37.8%
健康リテラシー 「日常生活で健康に意識している」と回答した人の割合(安全・健康意識調査) - - ※2023年8月実施85.0%
ワークライフバランス 休暇取得の状況(平均年次有給休暇取得日数) 18.3日 21.5日 22.0日
労働時間の状況(平均月間所定外労働時間) 14時間 14時間 12時間
平均勤続年数 9.7年 8.1年 8.8年
アブセンティーイズム 傷病で休んだ平均日数
  • ※測定方法:ストレスチェック(設問内容:「過去1年間に自身の体調不良や病気が原因で何日会社を休みましたか?」)
  • ※回答率・測定人数:2020年度(96.4%、4,467名)、2021年(96.7%、4,514名)、2022年度(97.0%、4,494名)
2.2日 2.4日 2.7日
プレゼンティーイズム 過去4週間の仕事の出来(能率70%以上と回答した割合)
  • ※測定方法:ストレスチェック(設問内容:「病気やケガがない時に発揮できる仕事の出来(業務のスピードや成果)を100%とします。過去4週間の仕事の出来(業務のスピードや成果)は何%でしたか?」)
  • ※回答率・測定人数:2020年度(96.5%、4,467名)、2021年(97.0%、4,514名)、2022年度(97.4%、4,494名)
84.5% 84.6% 84.4%
ワークエンゲージメント 仕事のやりがい(感じる・どちらかといえば感じると回答した割合)
  • ※測定方法:従業員意識調査/職場マネジメントアンケート(設問内容:「仕事にやりがいを感じますか」)
  • ※測定人数、回答率:2020年度(83.1%、4,716名)、2021年(82.1%、4,574名)、2022年度(89.0%、4,526名)
48.7% 49.3% 49.4%

当社の代表的な健康づくり活動①(スモークフリー活動)

安全で健康な職場づくり(受動喫煙対策)として、2020年より全社を挙げた『スモークフリー活動』に力を入れて取り組んでいます。『2023年1月から会社敷地内の全面禁煙』を宣言し、その目標に向かってハード面、ソフト面でさまざまな対策を実施してきました。(スモークフリー活動ロードマップ)

重点施策として取り組んだ結果、喫煙率がこれまでに比べ大きく減少しました。[喫煙率 32.7%(20年度)⇒27.9%(22年度)]
今後も禁煙希望者に対するサポートを積極的に取り組んでいきます。

<スモークフリー活動ロードマップ>

スモークフリー活動ロードマップ

<喫煙率の推移>

喫煙率の推移 グラフ
禁煙支援 イメージ
技術統括部 Nさん

従業員からの声

子供の出産を機に生活態度を見直そうと考え、禁煙プログラムに申し込みました。禁煙して、経済的にも時間的にも余裕ができました。また喫煙していたころはすぐに子供のそばにいけませんでしたが、タバコを吸うことがなくなったので、いつでも育児の手伝いもできるようになり、家族も喜んでくれています。

<禁煙支援プログラムの実施状況>

健康サポート室ではオリジナルの禁煙プロクラムを実施しており、希望者に対して保健師によるサポート面談やニコチンパッチの無料支給を実施しています。2020年1月からは、さらにサポートを強化するため、新たにオンラインによる禁煙プログラムをスタートし、自宅に居ながら気軽に禁煙に挑戦できる環境を整備しています。(禁煙プログラム参加者:263名/2017年度~2022年度、投資額:約340万円/ニコチンパッチの無料支給)

禁煙支援プログラムポスター
禁煙支援プログラムポスター

当社の代表的な健康づくり活動②(健康チャレンジキャンペーン)

2022年度健康診断の問診の結果、従業員の26%しか健康行動を取れていないことがわかり、従業員にもっと健康に関心をもってもらうことを目的に、5部門17コースの中から、好きなコースを自分で選び2カ月間取り組むという健康づくりイベント(健康チャレンジキャンペーン)を企画しました。

取り組みの結果、このイベントに44.2%(2,022名)という多くの従業員に参加してもらうことができ、2カ月間という短い期間でしたが、自身の健康と向き合い健康に関心をもってもらうことができました。今後は、この取り組みで身に付いた良い健康習慣を維持・定着していくために、さまざまな健康づくり活動を推進していきます。

<健康づくりイベントを企画した背景>

推進体制図

<実施概要>

●実施期間 2カ月間(2023年4月17日(月)~ 6月14日(水))
●対象者 全従業員(派遣社員・出向者も含む)
●内 容 ① 実施コースを従業員自身で選択 (「健康チャレンジ目標」の5部門17コース中から選択)
② Webサイトにログインし、挑戦したいコースを設定
③ 各コースに取り組み、日々結果を入力

<実施結果>

●参加率 44.2%
●アンケート結果 ・健康に対する「意識の変化」があった人の割合 55.9%
・「健康習慣の変化」があった人の割合 82.3%
・「体調の変化」を感じた人の割合 59.8%
・イベントの満足度(満足・やや満足と回答した人の割合) 39.8%

当社の代表的な健康づくり活動③(保健指導の推進)

当社の健康サポート室では、従業員一人ひとりに合わせた特定保健指導に力を入れており、その実施率は高い水準で推移しています。さまざまな保健指導ツールを活用しながらメタボリックシンドローム予防対策を行っています。

特定保健指導 実施率
保健指導 イメージ
人事室 Yさん保健師

従業員からの声

禁煙をきっかけに体重が一気に15キロも増えてしまいました。。。
食生活を中心とした生活習慣を見直すことで8キロの減量に成功し、脂質の数値も改善しました。専門的な知識を持つ保健師さんによる保健指導では、自分に最も適した「生活習慣見直し計画」を作成してもらうことができ、その計画に沿って無理なく生活習慣の改善に取り組むことができました。まだまだ健康数値の改善状況は充分ではないので、これからも保健師さんにアドバイスをもらいながら健活に取り組んでいきます!

特定保健指導の効果(2022年度)

約50%の方が保健指導後に体重・腹囲が減少

  • 平均体重: ▲0.3kg減少
  • 平均腹囲: ▲0.2㎝減少
特定保健指導の効果 イメージ

<主な保健指導活用特定保健指導の効果ツール>

  • ◆体成分分析装置(インボディ)
    体重だけではなく、体脂肪率・筋肉量・脂肪量などから総合的に自身の身体の状態を把握できます。
    体成分分析装置(インボディ)
  • ◆簡易血液分析装置
    血糖や脂質の数値を測定可能な装置。特定保健指導の面談の際、食事や身体活動の改善の成果をその場でフィードバックすることができるため、従業員の生活改善のやる気にもつながっています。
    簡易血液分析装置

健康づくりの環境整備

(1) 食堂の整備

当社の食堂では、減塩調味料を設置したり、ヘルシーメニューを提供したりするなど、従業員がより健康になれるような食事を提供しています。また摂取カロリーや塩分量も確認できる仕組みとなっており、従業員自身に自分の健康に目を向けてもらい、改善してもらえることを目指しています。(2022年度 食堂利用率:61.7%)

食堂の整備 イメージ①
食堂の整備 イメージ②

(2) 社内トレーニングルームの整備

2018年4月、日々の運動不足解消や運動習慣定着のために建設していた運動施設「PEVEアリーナ 結」が完成しました。
体育館でサークル活動やスポーツイベント・運動セミナー等が行われたり、トレーニングルームなども完備しているため、多くの従業員が利用しています。

PEVEアリーナ 結 イメージ①
PEVEアリーナ 結 イメージ②

(3) 血圧測定コーナーの整備

従業員がいつでも気軽に血圧測定できる環境を整備するため、食堂等に血圧測定コーナーを設けています。また血圧手帳も配布し、自己測定がなかなか続かないという従業員に対し血圧測定を習慣化する動機づけを行っています。

血圧測定コーナーの整備 イメージ

(4) 睡眠時無呼吸症候群の簡易検査実施

睡眠時無呼吸症候群になると、自覚症状がなくても、放置すると高血圧や心血管疾患のリスクが高まるため、リスクの高い従業員に対して睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を実施しています。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査 イメージ

(5) レディース検診受診の促進

当社では、レディース検診(乳がん検診・子宮頸がん検診)の受診を積極的に推奨するため、さまざまな活動に取り組んでいます。

①レディース検診の費用補助
②レディース検診の予約代行
検診機関と直接やり取りしなくても、健康サポート室経由で予約とることができるため従業員からは検診予約の手間が省けると大変好評です。
レディース検診 イメージ

健康経営の実績(外部からの評価)

健康経営優良法人(大規模法人部門)
スポーツエールカンパニー認定証
2022年度 健康経営の実績
2022年度 健康経営の実績