2023年3月24日。愛知県豊橋市で「パートナーカンファレンス(旧:仕入先総会)」を開催しました。主要なパートナー企業167社の皆様にお集まりいただき、「感謝」の気持ちを伝えるとともに、今後のPEVEの事業の方向性やパートナー企業の皆様と進めていきたいことを共有しました。

 

コロナ禍の影響により、対面での開催は3年ぶりとなった「パートナーカンファレンス」。日ごろの感謝の想いを込めて、社長の岡田政道からパートナー企業の皆様に伝えられたメッセージの一部をご紹介します。

 

 

電池事業活動を支えてくれることへの「感謝」

 

 

岡田社長:

 

本日は、お忙しい中、弊社のパートナーカンファレンスにご出席くださり、誠にありがとうございます。私が皆様にお伝えしたいことは、「感謝」の気持ちです。私たちの電池事業活動、ひいてはトヨタグループの電動化を支えてくださり、本当にありがとうございます。

 

2021年12月11日に私たちPEVEは創業25周年を迎え、2022年1月には累計生産2,000万台を達成いたしました。本日時点で、私たちが生産したハイブリッド自動車用電池は、累計2,200万台に到達しております。

 

これほどまでにハイブリッド自動車が広くお客様に求められてトヨタグループの電動化が進展し、そして今日のPEVEの成長があるのは、パートナー企業の皆さまのご支援のおかげだと思っております。この場を借りて深く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 

昨年3月16日には、2021年2月13日の地震に続いて福島県沖で地震が発生し、弊社宮城工場が被災いたしました。幸いなことに、従業員とそのご家族に負傷者はいませんでしたが、宮城第4~第6工場のリチウムイオン電池の自己放電棚が破損し生産が停止する事態に陥りました。

 

この状況を受けて、その翌日以降、トヨタ自動車やトヨタ自動車東日本、そして27社ものパートナー企業様のご担当者が現地入りして復旧活動を支援してくださり、3月31日には全面復旧することができました。「お客様をお待たせしない」と心を一つに復旧活動に取り組めたためと思っております。本当にありがとうございます。

 

 

共に日本の電池産業を支えていただきたい

 

 

岡田社長:

 

私たちは、1996年12月の初代プリウスの発売以降、ハイブリッド用電池の専業メーカーとして急激な成長を続けてまいりましたが、トヨタグループの電動化とカーボンニュートラルの実現を支えるためには、プラグインハイブリッド用やBEV用の電池を含めた、電動化フルラインナップメーカーへと成長していく必要があると考えております。

 

これを実現していくためには、トヨタグループ電池事業各社との協業とともに、パートナー企業とのより強力な協業関係を構築し、ハイブリッド用電池だけでなく、プラグインハイブリッド用・バッテリーEV用電池ともに全力で取り組んでまいりたいと考えております。

 

これまでの25年間の生産実績をもとに、「安全」で「高品質」な電池づくりを通して、トヨタグループの電動化とモノづくりにおけるカーボンニュートラル化、ひいてはカーボンニュートラル社会の実現を目指して取り組んでまいりたいと考えております。

 

今後もトヨタグループの電動化、そしてカーボンニュートラル社会の実現を目指す仲間として、共に日本の電池産業を支えていただけますよう、よろしくお願いいたします。