SUSTAINABILITY

サステナビリティ

健康の取り組み

社員の健康づくりの目的

プライムアースEVエナジー株式会社では、「社員の健康づくりを支援することが会社の持続的発展」に不可欠だと考え、会社方針として『健康経営の更なるステップアップ』を掲げ、“安全と健康第一”の基本理念のもと、さまざまな活動に取り組んでいます。
今後も社員一人ひとりが、将来にわたり心身ともに健康で活力に満ちあふれ、明るく元気よく働くことができるよう、全社一丸となって取り組んで参ります。

プライムアースEVエナジー健康宣言

当社は、社員一人ひとりが心身ともに健康で、活力に満ちあふれ、明るく元気に働いてほしいと願っています。
健康であることは、本人のみならず家族の幸せにもつながると考えています。

行動指針である「安全・健康の確保を最優先」という考えの元、
これまで取り組んできた健康施策を更に深化させ、
「地球環境の維持向上」や「省エネルギー社会の実現」に向けて
より社員が健康で生き生きと活躍できる会社づくりに邁進する事を宣言します。

2022年6月29日
プライムアースEVエナジー株式会社
代表取締役社長
岡田 政道

健康づくり活動推進体制

健康づくり活動は健康管理室が主体となって全社横断的に実施しており、喫煙率1%/年減等の健康づくりの目標を定め、目標達成のための活動・支援を行っています。また、各拠点の産業医と保健師が年に1回集まり、従業員の健康に関する課題を議論し、次年度の方針に反映させています。それぞれの事業所には健康推進部会が置かれ、自発的な健康増進活動を行っており、保健師もその一員として所属しています。
健康向上懇談会や事業主懇談会を人財開発部やトヨタ健康保険組合・労働組合と行っており、そうした連携を活かし、労使協力のもと健康づくり活動を行っております。

推進体制図

推進体制図

健康づくりに関する基本的な考え方

プライムアースEVエナジー株式会社では、健康について自ら考え行動する力を養うことが社員の健康の向上に大きく寄与すると考え、PEVE健康づくり3本柱(①健康状態のチェック②保健指導/教育③環境整備)を中心に、社員の健康づくりを支援しています。
これらの取り組みの結果、健康増進効果が正のスパイラルに乗り、最大の成果を生むと考えています。
中長期的な目標として、2019年に健康管理室で「PEVE HEALTH VISION 2030」を作成し、喫煙率低減、運動習慣やがん検診受診率の向上等について、5年後・10年後の到達目標を定め、その目標に向け活動に取り組んでいます。

健康づくりに関する基本的な考え方

プライムアースEVエナジー株式会社の健康づくり活動実績(2021年度)

  内容 2021年度 2020年度 2019年度
健康診断等受診率 定期健康診断 100% 100% 100%
特殊健康診断 100% 100% 100%
節目健康診断(人間ドック健診) 100% 100% 100%
特定健康診断 100% 100% 100%
ストレスチェック 97.9% 98.1% 97.5%
定期健診後の精密検査受診率 79.4% 83.0% 86.9%
生活習慣 適正体重維持者率
  • ※BMI18.5~25未満
64.3% 63.8% 66.2%
喫煙率 29.3% 32.7% 34.5%
運動習慣率 22.7% 22.8% 20.7%
予防接種 インフルエンザ予防接種率 63.0% 79.2% 63.8%
健康支援/教育 保健指導延べ人数 1,793名 1,392名 988名
禁煙指導延べ人数 183名 173名 134名
健康に関する学習会参加者数
  • ※節目健康診断対象者(36歳以上、1回/4年)
  • ※学習会内容(がん・動脈硬化・栄養・歯周病・たばこ・睡眠・運動)
434名 427名 450名
一般応急処置教育受講者延べ人数 135名 135名 116名
電解液に対する応急処置教育受講者延べ人数 1,311名 881名 449名
暑熱教育受講者延べ人数 483名 374名 280名
健康投資 従業員一人当たりの健康関連投資予算 30,961円 26,201円 39,000円
ワークライフバランス 休暇取得の状況(平均年次有給休暇取得日数) 21.5日 18.3日 17.0日
労働時間の状況(平均月間所定労働時間) 14時間 14時間 22時間
平均勤続年数 8.1年 9.7年 9.8年

重点施策(スモークフリー活動)

安全で健康な職場づくり(受動喫煙対策)として、2020年より全社を挙げた『スモークフリー活動』に力を入れて取り組んでいます。『2023年1月から会社敷地内の全面禁煙』を宣言し、その目標に向かってハード面、ソフト面でさまざまな対策を段階的に実施しています。(スモークフリー活動ロードマップ)

重点施策として取り組んだ結果、喫煙率がこれまでに比べ大きく減少しました。[喫煙率 32.7%(20年度)⇒29.3%(21年度)]
今後も禁煙希望者に対するサポートを積極的に取り組んでいきます。

<スモークフリー活動ロードマップ>

スモークフリー活動ロードマップ

<喫煙率の推移>

喫煙率の推移 グラフ
禁煙支援 イメージ
技術統括部 Nさん

従業員からの声

子供の出産を機に生活態度を見直そうと考え、禁煙プログラムに申し込みました。禁煙して、経済的にも時間的にも余裕ができました。また喫煙していたころはすぐに子供のそばにいけませんでしたが、タバコを吸うことがなくなったので、いつでも育児の手伝いもできるようになり、家族も喜んでくれています。

<全社禁煙デーの様子>

全社禁煙デーを2020年から段階的に増やし、2022年からは禁煙デーを8回/月実施しています。健康推進部会メンバーが定期的に屋外喫煙所や駐車場の見回りを実施したり、ポスターや看板を設置し喫煙ルール遵守の徹底を図っています。

見回りの様子
見回りの様子
禁煙デーのポスター
禁煙デーのポスター

<禁煙支援プログラムの実施状況>

健康管理室ではオリジナルの禁煙プロクラムを実施しており、希望者に対して保健師によるサポート面談やニコチンパッチの無料支給を実施しています。2020年1月からは、さらにサポートを強化するため、新たにオンラインによる禁煙プログラムをスタートし、自宅に居ながら気軽に禁煙に挑戦できる環境を整備しています。(禁煙プログラム参加者:246名/2017年度~2021年度、投資額:約320万円/ニコチンパッチの無料支給)

禁煙支援プログラムポスター
禁煙支援プログラムポスター

PEVE健康づくり3本柱① 健康状態のチェック

(1) 定期健康診断

当社では、定期健診をPEVE健康づくり3本柱の1つ目の「健康状態のチェック」の機会と考え、全従業員が自身の健康状態をチェックする好機だと考えております。定期健診は社内で受診できる体制が整っており、毎年受診率100%となっております。
また、定期健診の結果に基づいて産業医や保健師が面談を実施し、従業員の適切な受療行動につなげ、生活改善を促しております。結果をタイムリーに伝えることで、健康についての関心を高め、自分自身の健康状態を把握してもらうとともに、従業員の健康意識を高める工夫もしております。
今後も定期健診を大切な機会に捉え、従業員自身が自分の健診結果を把握し、健康行動をとっていけるように活動して参ります。

(2) 節目健康診断(ハイレベルな健診と健康に関する学習会を実施)

毎年の定期健康診断に加え、36歳から1回/4年、従業員(健康保険組合に加入する正社員)に対し、中高年から多くなる「生活習慣病」や「がん」の予防・早期発見を目的に、本人(従業員)とその配偶者(被扶養者)の夫婦で受診していただく「特別な健診」を案内しています。
節目健康診断は、外部の提携医療機関で1日行い、午前中は各種がんの早期発見のため、最新機器を活用して検査。生活習慣病についても、腹部CTで「内臓脂肪面積」などをチェックします。昼食は、旬の食材を使ったバランスの良いヘルシーランチを提供。午後は、検査結果報告・自分自身の生活パターンの確認後、健康に関する学習会(がん・動脈硬化・栄養・歯周病・たばこ・睡眠)を実施し、運動実践(体力チェック)も行っています。

(3) 特殊健康診断

当社では、従業員の健康への最大限の配慮を行い、法律を上回る独自の厳しい基準を設け、特殊健康診断を行っております。また、健診を実施するのみではなく、健康診断の結果や問診の際の従業員の改善意見等を参考にし、適宜職場巡視を行い現場を確認した上で、それらをフィードバックするための報告会を実施しております。
報告会では、より安全で健康に働くことができる職場づくりのために職場責任者とさまざまな議論を行っています。健診実施後も報告会で議論した内容に準じて、必要に応じて各職場と連携し、より安全で健康な職場環境づくりにつながるよう努めております。

特殊健診報告会の様子
特殊健診報告会の様子

(4) 海外赴任者の健康診断

中国にある関連企業へ赴任する従業員に対しても、赴任前から赴任後まで一貫して健康診断を受診できる体制を整えております。海外赴任中でも日本にいるときと同様に健康状態をチェックできるよう、従業員は1回/年帰国し、健康診断を受けております。また健康診断結果で相談がある場合は、いつでも産業医・保健師がサポートしています。
※コロナウイルス流行が継続しているため、現在一時帰国を見合わせしています

(5) 睡眠時無呼吸症候群の簡易検査

当社では、睡眠時無呼吸症候群のリスクをスクリーニングツールを用いて点数化し、リスクの高い従業員に対して簡易検査を実施しております。
睡眠時無呼吸症候群になると、自覚症状がなくても、放っておくと高血圧や心血管疾患のリスクが高まる場合があると言われております。従業員の安全や健康を守るためには、良質な睡眠が非常に大切だと考え、スクリーニング検査を実施しております。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査 イメージ

(6) ストレスチェックの実施

当社では、法令化以前よりストレスチェックを実施しており、従業員の勤務環境に合わせてPCもしくは紙媒体を活用する等、従業員が回答しやすくなるように工夫しています。ストレスチェック実施後には、その結果に基づき産業医や保健師が面談を行い、また、職場責任者には分析結果をフィードバックし、職場環境の改善につなげています。

ストレスチェックの実施 イメージ

(7) 脳ドック、子宮頸がん検診、乳がん検診、歯科検診(健康保険組合の費用補助制度)

当社は、トヨタ自動車健康保険組合に所属しており、健康保険組合が提供する費用補助制度を利用し、各種がん検診や歯科検診を受診しやすい環境となっています。

PEVE健康づくり3本柱②-1 保健指導/教育(個人)

(1) 保健指導

当社健康管理室では、「従業員の健康づくりの支援」を重点実施事項として掲げ、保健指導を通じた健康づくりを推進しております。様々な保健指導ツールを活用しながら体系的に自己評価が出来るよう従業員一人ひとりに合わせた特定保健指導を実施し、メタボリックシンドローム予防対策を行っています。

保健指導延べ人数
保健指導延べ人数 グラフ
保健指導 イメージ
人財開発部 Yさん保健師

従業員からの声

禁煙をきっかけに体重が一気に15㌔も増えてしまいました。。。
食生活を中心とした生活習慣を見直すことで8㌔の減量に成功し、脂質の数値も改善しました。専門的な知識を持つ保健師さんによる保健指導では、自分に最も適した「生活習慣見直し計画」を作成してもらうことができ、その計画に沿って無理なく生活習慣の改善に取り組むことができました。まだまだ健康数値の改善状況は充分ではないので、これからも保健師さんにアドバイスをもらいながら健活に取り組んでいきます!

(2) 禁煙支援

現在、当社の重点課題として禁煙対策に取り組んでいます。従業員の健康増進のために喫煙率の継続的な低下を目指し、今後もさらに禁煙支援活動に力を入れて取り組んで行きます。

(3) ストレスチェック後面談

ストレスチェックの結果をもとに、従業員一人ひとりに対し、ストレスへの気づきと対処の仕方についてリーフレットを用いてフィードバックしております。高ストレス者に対しては、産業医・保健師が個別で面談対応しています。また、メンタルヘルス不調の予防を目的に、職場ごとの集団分析結果を踏まえた全職場責任者と産業医の意見交換を年1回実施し、職場環境の改善を推進しています。

(4) 中途入社者への健康支援面談

中途入社者が入社後も健康に就業していただくことを支援するために、中途入社者全員を対象に定期的な面談を実施しております。入社時の健康状態や職場環境を把握し、その後も定期的に面談を行い必要に応じて支援していくことで、メンタルヘルス不調の疑いがある方への予防および早期発見につなげていきます。

(5) 海外赴任時の産業医・保健師のサポート

当社では、中国にある関連企業へ赴任する従業員には、専属の保健師がつき、定期的にメール等で連絡を取りながら海外生活における健康管理のサポートを行っております。また、産業医が定期的に全員と個別面談を実施し、健康状態の確認や健康面のアドバイス等の支援を行っております。

(6) 相談員制度

当社では、相談員制度を設けております。相談員が定期的に職場に赴き、 人間関係やハラスメント、健康についてなど社員が抱えるさまざまな困りごとを聞き、上司・他部署との橋渡し役となって一緒に解決方法を考えることで、 社員に寄り添い心身の健康のサポートを行っております。

相談員制度 イメージ

(7) 担当保健師制度

職場から健康管理室に気軽に相談しやすい環境を整えるため、2022年度より、各職場ごとに担当保健師を選任しました。各担当保健師が窓口となり、社員のさまざまな健康問題にきめ細かくフォローをしています。

PEVE健康づくり3本柱②-2 保健指導/教育(集団)

(1) 雇入教育

当社では、入社した従業員全員を対象に、健康で長く働いていただくために、健康に関する基礎教育を実施しております。教育内容は、心と身体の健康管理のポイントや当社で取り扱っている化学物質についての安全衛生上の適切な取り扱い方法等についてです。これから当社でイキイキとやりがいを持って働き続けてもらうためには健康がベースとなるため、従業員一人ひとりの健康意識を高められるような教育を実施しております。

雇入教育 イメージ

(2) 衛生教育

安全かつ健康に働いていただくために、従業員へさまざまな教育を行っております。

◆暑熱教育
当社では、暑熱環境下で業務をする従業員に向けて熱中症予防についての理解を深めるための教育を実施しております。
【教育の目的】
・熱中症の症状・重症度・予防法・未然防止への理解
・熱中症が発生した時の適切な対処方法の習得
衛生教育◆暑熱教育 イメージ

従業員からの声

  • ・自分の体調をしっかり把握して作業を行うことが大切だと思いました。
  • ・水分不足による危険性が分かりました。
◆電解液応急処置教育
当社では、ニッケル水素電池・リチウムイオン電池の製造工程で電解液を取り扱うため、電解液の特性や取り扱う上での注意点について教育しております。
【教育の目的】
・電解液の特性を理解し、電解液による労働災害を防止
・実験を通じて電解液の特性を体感
・被災した際の適切な対処方法を習得
衛生教育◆電解液応急処置教育 イメージ

従業員からの声

  • ・被災事故が起きてしまった際の応急処置のデモンストレーションをやったり、生理食塩水のボトルの開け方も実際に行えて、とてもためになりました。
  • ・アルカリによって生卵が変化していく動画は驚きでした。
◆普通救急講習・応急処置訓練
救命のため適切に応急措置を行える知識と技術を、従業員一人ひとりに身に付けてもらっています。
【教育の目的】
・心肺停止が発生した際の救急車到着までの救命処置の習得
・傷病者が発生した際の応急処置の習得
衛生教育◆普通救急講習・応急処置訓練 イメージ

従業員からの声

  • ・モデル人形を使って心肺蘇生の練習を繰り返し経験できたため、自信につながりました。
  • ・もしも自分が心停止の現場に居合わせたら、勇気を持って行動したいと思います。

(3) メンタルヘルス教育

当社では従業員のこころの健康を守るため、メンタルヘルス教育に精力的に取り組んでおります。

【当社産業保健スタッフによる教育】
①入社者・昇格者に対して
環境や業務上の変化が特に大きい入社者や昇格者に対し、メンタルヘルス不調の予防や、早期発見に関する教育を実施し、セルフケア能力の向上に努めております。
②管理監督者に対して
管理監督者自身の健康維持に加えて、部下のメンタルヘルス不調の予防・早期発見など健全な職場づくりに関するスキルの習得のための教育を実施しております。
【外部講師による教育】
毎年 外部講師によるメンタルヘルスセミナーを開催し、より専門的な教育を行っております。
2021年度はコロナ禍のため、新たにオンラインでのセミナーを企画し、「不調者を出さないためのコミュニケーション術」というテーマで実施しました。[参加者数:120名(参加率58%)、満足度:平均4.1点(5点満点)]
メンタルヘルスセミナー イメージ

従業員からの声

  • ・ストレスに対する考え方を見直す良い機会になりました。ありがとうございました。
  • ・コロナ禍でグループメンバーと面着でお話しする機会が少ないですが、積極的にコミュニケーション をとるよう心掛けるきっかけになりました。
  • ・相手との言葉のキャッチボールという身近なシチュエーションの中でも、注意すべき点がたくさんあるのだと気づきました。

PEVE健康づくり3本柱③ 環境整備

(1) 食堂の整備

食堂運営会社と当社の総務部・製造部・健康管理室・労働組合などが1回/2カ月集まり、より良い食堂運営を目指し議論する場を設けております。当社の食堂では、減塩調味料を設置したり、ヘルシーメニューを毎日提供していたりするなど、従業員がより健康になれるような食事を提供しております。また摂取カロリーや塩分量も確認できる仕組みとなっており、従業員自身に自分の健康に目を向けてもらい、改善してもらえることを目指しております。

食堂の整備 イメージ①
食堂の整備 イメージ②

(2) 熱中症対策

熱中症を予防するための環境整備として、空調等の設備の充実はもちろんのこと、定期的な塩分・水分補給を促進するために、熱中症のリスクが高い職場で働く従業員に対して塩飴やドリンクの無料配布を行っています。

熱中症対策 イメージ

(3) インフルエンザ予防対策

◆予防接種の費用補助・社内での予防接種実施

当社では全社員を対象に予防接種の費用補助を実施しております。また、2018年度より接種率向上に向け、新たに社内で実施する健康診断の受診時にインフルエンザ予防接種を同時に受けられるようにし、インフルエンザの予防に努めております。

(4) AED・応急手当普及員

当社では、緊急事態に自動体外除細動器(AED)を用いた救命処置が出来るよう、構内のどこにおいても片道2分以内にAEDを取りに行ける場所にAEDを配備しております。健康管理室のメンバーは、100%応急手当普及員資格を取得しており、緊急事態に対応できる体制を整えています。今後も救命処置ができる人材の育成をさらに強化していきます。

AED・応急手当普及員 イメージ

(5) 健康づくり支援機器の整備・貸し出し

  • ◆体成分分析装置(インボディ)
    体重だけではなく、体脂肪率・筋肉量・脂肪量などから総合的に自身の身体の状態を把握できるため、健康イベントや保健指導の際に活用しております。
    体成分分析装置(インボディ)
  • ◆簡易血液分析装置
    血糖や脂質の数値を測定可能な装置です。特定保健指導の面談の際、食事や身体活動の改善の成果をその場でフィードバックすることができるため、従業員の生活改善のやる気にもつながっております。
    簡易血液分析装置
  • ◆活動量計
    歩数・距離・総消費エネルギー量・脂肪燃焼量・活動時間等の測定が可能です。1日の活動量を客観的に把握し、身体活動へのモチベーションの維持・向上につなげています。
    活動量計
  • ◆デジタル塩分計
    味覚だけに頼るのではなく、塩分計で実際の塩分を測定することで、うす味の食習慣を身に付けることにつなげています。
    デジタル塩分計
  • ◆血圧計
    自宅で定期的に血圧測定していただくために、血圧計の貸出しを行っております。
    血圧計

(6) PEVEアリーナ 結

2018年4月、日々の運動不足解消や運動習慣定着のために建設していた運動施設「PEVEアリーナ 結」が完成しました。
体育館でサークル活動やスポーツイベント・運動セミナー等が行われたり、トレーニングルームなども完備しているため、多くの従業員が利用しております。
※コロナ感染予防のため現在は使用を中止しています。

PEVEアリーナ 結 イメージ①
PEVEアリーナ 結 イメージ②

(7) 血圧測定コーナーの整備

従業員がいつでも気軽に血圧測定できる環境を整備するため、食堂等に血圧測定コーナーを設けております。また血圧手帳も配布し、自己測定がなかなか続かないという従業員に対し血圧測定を習慣化する動機づけを行っています。

血圧測定コーナーの整備 イメージ

(8) レディース検診

当社では、レディース検診(乳がん検診・子宮頸がん検診)の受診を積極的に推奨するため、さまざまな活動に取り組んでおります。

①レディース検診の費用補助
少ない費用負担で乳がんと子宮頸がんの検診を受診できるよう、費用補助を行っております。
②レディース検診の予約代行
従業員の検診予約の手間を軽減させるため、健診機関と直接やり取りしなくても健康管理室経由で予約をスムーズにとることができ、大変好評です。
③レディース検診の受診医療機関の拡大
レディース検診は、トヨタ自動車健康保険組合との契約医療機関で受診することが可能です。
従業員がより受診しやすいよう、受診できる契約医療機関について交渉を行い、受診医療機関を拡大しております。
レディース検診 イメージ

(9) 健康推進部会

当社では、さまざまな部署から選出されたメンバーが健康推進部会に所属。社員が楽しく健康になれるように、全社横断的な活動や、各拠点の実情に合わせたさまざまな健康促進活動を実施していています。

<ウォーキングイベント>
湖西地区では、スマホアプリを用いたウォーキングイベントを開催しました。1チーム5名のチーム対抗戦で合計歩数を競い、楽しみながらコロナ禍で不足しがちな運動に取り組むことができました。
また、宮城地区では、県が主催する「歩数アップチャレンジ」に参加し、社内だけではく、他事業所チームとも競い合った結果、2021年度の事業所別ランキングでは3位となりました。(ウォーキングイベント参加率:16%/全社)
2021年PEVEウォークラリーのご案内
歩数アップチャレンジ2021
<階段利用促進活動>
各建屋にはエレベータがありますが、健康促進活動の一環として従業員の階段利用を積極的に促しています。
階段利用促進活動
<健康リテラシーの向上>
健康に関する情報を定期的に従業員に発信することで、従業員の健康リテラシー向上を図っています。
また、「健康川柳大会」では、コロナ禍でステイホームが続く中、健康について考えるきっかけづくりになりました。
健康リテラシー向上/健康川柳大会

地域/社会貢献

(1) 献血

地域医療貢献の一環で、社内献血を全拠点で実施しております。
日本赤十字社と協力し、献血参加者には継続の励みになるよう健康グッズを配布し、毎年従業員に対し積極的な参加を促しております。

献血 イメージ

(2) 学生実習の受け入れ

産業医科大学・浜松医科大学の学生に対し、産業医や保健師の役割と活動を学生が実際に体験することで理解を深める目的で、毎年産業医学・産業看護学の実習の受け入れを実施しております。2021年はコロナ感染対策のため、リモートでの実習を開催しました。

これらの実習を通じて、産業医や産業看護に興味をもつ学生が増加し、将来的に産業医や保健師となりそれぞれの地域社会で働く人の健康を守る人材となることを願っています。

学生実習の受入れ イメージ

(3) 新型コロナウイルス 職域接種

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府の施策であるワクチン接種の加速化に貢献し従業員やご家族を守るために、当社では職域接種を実施しました。

安心・安全でスピーディな職域接種の実現のため、モノづくりの技術を生かしたPEVEオリジナルの注射台の製作など、医療スタッフのみならず社内一丸となって取り組んできました。2021年11月には、湖西地区・宮城地区併せて約3,800名への1・2回目接種が完了し、2022年7月には約800名への3回目接種を実施しました。

新型コロナウイルス 職域接種 イメージ
新型コロナウイルス 職域接種 イメージ

健康経営の実績

当社は、これまで「社員の健康を第一」と考え地道に実施してきた取り組みが評価され、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」「ふじのくに健康づくり推進ブロンズ事業所」「スマートみやぎ健民 優良会員認定証」に認定をいただきました。
今後も、従業員の疾病予防のみならず、活力をもたらす健康支援活動や職場環境づくりに努めて参ります。

健康経営優良法人(大規模法人部門)
2022年度 健康経営の実績
2022年度 健康経営の実績