プライムアースEVエナジー株式会社(本社:静岡県湖西市 代表取締役社長 北田 眞治)は、一般財団法人省エネルギーセンター(後援:経済産業省)が主催する「2019年度 省エネ大賞」で、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

 

省エネ大賞は、他者の模範となる優れた省エネ取り組みや、省エネルギー性に優れた製品ならびにビジネスモデルを表彰するものです。

 

受賞対象となったテーマは、「リチウムイオン蓄電池新工場における熱利用の高効率化への取り組み」で、当社の生産工程の倍速化による省エネ取り組みや、熱の作り方に着目し供給効率を上げたヒートポンプの活用事例、高温循環型ヒートポンプの開発など一連の活動が評価されての受賞となりました。

 


■受賞テーマの概要

リチウムイオン蓄電池新工場における生産設備のエネルギー使用量を削減する取組みと、工程で多く使われる熱エネルギーの供給効率を向上する取組みです。

 

① 生産設備のエネルギー使用量削減

生産設備については、倍速化による装置台数削減などで必要な工程面積を27%削減し、生産設備本体の定格動力も20%削減しました。

 

② 熱エネルギーの供給効率向上

既設工場のエネルギー使用状況を分析したところ、加熱・冷却などの熱エネルギーでの利用が約70%と多かったため、熱を効率よく作り出す取組みを実施しました。

大容量の空調用温水ヒートポンプについては、工場の排熱を上手く回収することで供給効率を上げるシステムを構築。高温を必要とする工程では、ヒートポンプのメーカーである前川製作所殿と日本初となる高温循環型ヒートポンプの開発・導入を行うことで既設工場よりCO2排出量を24%削減する予定です。